令和6年能登半島地震 DSAM 活動報告(1月14日まで)
投稿者: DSAM
掲載日:2024年01月16日
令和6年能登半島地震 石川県金沢市の被災状況・活動報告
令和6年1月1日16時10分に石川県能登地方を中心に、最大震度7の地震が発生しました。石川県では、1月14日時点で死者220名、不明者23名という甚大な被害となっています。珠洲市、輪島市等では倒壊した家屋が多数あり、現在でもなお、孤立した集落が数多くあります。
DSAM災害支援鍼灸マッサージ師合同委員会では、1月8日より先遣隊3名を現地に派遣し、石川県庁のDMAT調整本部内に鍼灸マッサージ師会ロジチームとしてDSAM現地調整本部を立ち上げました。1月9日より、石川県鍼灸マッサージ師会、石川県鍼灸師会の協力のもと、県庁内の一室で、DMAT調整本部内の各医療チーム隊員や行政職員、自衛隊員、消防職員を対象とした健康支援活動を開始しました。その後も途切れなく現地に委員を調整員として派遣し、調整業務をおこなっています。
石川県では、いしかわ総合スポーツセンター(金沢市稚日野町北222)が1.5次避難所(※)として整備され、ライフラインの途絶等により避難所が機能していない珠洲市や輪島市等から避難者の受け入れをおこなっており、相当数の被災者が入所してきています。DSAMでは避難者の健康支援のため、同スポーツセンターでの健康支援活動の準備を進め、1月14日より臨時施術所を開設し、避難者に対するはりきゅうマッサージの施術をスタートさせました。
14日は、10時から16時まで、DSAM窓口から申し込まれた9名と地元有志3名の12名、ベッド6台設置で対応し、のべ25名の方が受療されました。
能登地方での震災被害は甚大で、避難生活が長期化することも十分に考えられます。DSAMでは今後、全国から災害支援鍼灸マッサージ師の有志を募り、支援活動を継続していく予定です。
※1.5次避難所…要配慮者とその同伴者を一時的に受け入れて、2次避難所(高齢者施設やホテル)へ調整・移送のための中継ぎの避難所
◇災害支援鍼灸マッサージ師合同委員会(DSAM)について◇
災害発生時に鍼灸マッサージ師による災害支援活動の円滑化を図り、業団の災害担当窓口を一本化するため、平成30年12月、日鍼会危機管理委員会および全鍼師会災害対策委員会が合同で「災害支援鍼灸マッサージ師合同委員会(Disaster Support Acupuncture Masseur joint committee:DSAM)」を立ち上げました。災害発生時のみならず、平時から災害医療研修等を合同でおこなっています。
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DSAM先遣隊
石川県庁のDMAT本部
石川県庁DMAT調整本部内のDSAM現地調整本部
石川県庁での支援者支援
いしかわ総合スポーツセンター(1.5次避難所)での避難者支援1
いしかわ総合スポーツセンター(1.5次避難所)での避難者支援2