令和6年能登半島地震 DSAM 活動報告(1/15~1/21)
投稿者: DSAM
掲載日:2024年01月28日
令和6年能登半島地震 石川県の被災状況・活動報告
能登地方を震源とする地震で、最大の被災地となった石川県では 23 日午後 2 時現在、計 1 万 5309 人 が避難しています。また能登地方の多くの地域で停電や断水が続いています。
DSAM では、1月8日に石川県庁の DMAT 調整本部内に DSAM 現地調整本部を立ち上げ、調整員と して DSAM 委員を常駐させていましたが、DMAT の撤退も視野に入れ 1 月 17 日に現地調整本部を撤収しました。DMAT 調整本部自体も、近日中に県医療福祉調整本部に移行する予定です。
DMAT調整本部内の各医療チーム隊員や行政職員、自衛隊員、消防職員等支援者を対象とした施術活動は、石川県鍼灸マッサージ師会、石川県鍼灸師会が中心となって県庁内の一室で1月9日からのほぼ毎日行いました。1 月 22 日以降は週3回のペースで継続してます。
県内最大の 1.5 次避難所である『いしかわ総合スポーツセンター』では、1 月 21 日に、第 2 回目の避難者に対する健康支援活動を行いました。前日準備から地元鍼灸師会、鍼灸マッサージ師会にご協力い ただき、当日 10 時から 16 時まで、DSAM 窓口から申し込まれた6名と DSAM 委員3名の9名の施術 者、ベッド5台設置で対応し、再診 4 名を含むのべ 23 名の方が受療されました。同センターでは入所者が2次避難所へ移られる前の方々の疲労やストレスを和らげるため、週一回のペースで健康支援活動を継続していく予定です。
新たな活動として、珠洲市に常駐している厚労省 DMAT の医師から DSAM に対し、市役所職員の健康支援の依頼があり、1 月 21 日に委員 1 名を派遣しました。珠洲市は能登半島の先端で地震及び津波の 被害が最もひどかったところで、金沢から珠洲市までの経路は寸断され、往路約 4 時間、復路約 3 時間 という行程でした。到着後、珠洲市役所に設置された DMAT 医務室にて、13 時から 22 時まで、16 名の職員の方にはり・マッサージ施術をおこないました。元旦から市役所に連日泊まり込みの方も多く、 疲労はピークに達しており、施術後、たいへん楽になったと口々に感謝の言葉を述べられました。珠洲市 では全域で断水が続いており、まだまだ支援が必要な状況であり、DSAM としてできる限りの健康支援 をおこなうために、現在、施術者の派遣調整をおこなっています。
今後被災地に支援を企画されている団体様はJLCDAMもしくはDSAMにご連絡をして情報共有して頂けるとありがたいです。
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石川県庁のDMAT 調整本部内のDSAM 現地調整本部
石川県庁での支援者支援
いしかわ総合スポーツセンター(1.5次避難所)での避難者支援 1
いしかわ総合スポーツセンター(1.5次避難所)での避難者支援 2
珠洲市役所 支援者支援 1
珠洲市役所 支援者支援 2