投稿者: DSAM

掲載日:2024年02月15日

記事分類 石川県珠洲市役所の被災地状況報告
災害の名称 令和6年能登半島地震

☆活動場所:石川県珠洲市役所
☆活動時間:13:00~20:00
☆参加者:2名
       樽井俊郎・今泉繭子
☆受療者:8名

〈活動内容〉
・鍼灸マッサージによる施術活動
・聞き取りによるニーズ確認

【睡眠・便秘・凝りや痛みの改善】

 8:00金沢市から出発。のと里山海道、[柳田IC]手前で一般車両を下ろすために検問が行われており渋滞、医療救護班証明を持つ我々は約25分後、通過。その後スムーズに進むがその先は道路のひび割れによる段差や片道全てが崩れ落ちていたりして、補修や囲いは施されているが注意して走行。
 [横田IC]を下りたの後、穴水方面から海岸沿いの国道249号線をひたすら、穏やかな海と地震で倒壊した家々を過ぎて、12:12珠洲市役所に到着。
 前回の受療により体調の改善があったと話される方多かった。再診者が多く雰囲気は和やかだった。日曜日だったので出勤者少なく受療予約も少なかったので、ダブル施術を行った。ダブルの施術は鍼とマッサージを分担しておこなった鍼とマッサージ両方の時間をゆっくりと受療され、「眠ってしまいました」、「気持ちいいですね」など呟かれ、また発災初期眠る時間もなく業務を続けた、日々いろいろなことがあり過ぎて心身とも疲れ切っている、最近は睡眠時間をとれるようになったが深夜の揺れのため眠りが浅い、炊き出し支援などで食事内容がよくなって便通は改善してきたが汁を残さないように思い塩分取り過ぎかも、など近況を皆さん話して下さった。
施術室のレイアウトは毎回工夫し、ベッドを2台使用する場合そこにある大きなダンボールを衝立として利用した。
 20:20終了、帰路では [徳田大津IC]に入る前で復旧工事のため迂回することを警察から指示され遠回りしたけれど迷わずのと里山海道に入ることでき、0:05石川県庁(金沢市)に到着、解散した。
 天候に恵まれた一日、静かな海の風景と倒壊した家々、市役所職員の穏やかに話される様子と困難を極めている内容、救護班調整本部の緊張感とメンバーのひと時の笑顔、さまざまなギャップが混在する今の被災地の空気を感じてきました。
 被災されたお一人お一人の混沌した気持ちと生活が少しずつでも平穏に向かっていけるよう、祈りつつ協力していきたいです。

ゆっくりではありますが、復興への一助になりますことを心よりお祈り申し上げます

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団体名 DSAM
団体所在地 北海道 旭川市
団体Webサイト

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