投稿者: 災害鍼灸マッサージプロジェクト

掲載日:2024年03月05日

記事分類 石川県七尾市の被災地状況報告
災害の名称 令和6年能登半島地震

災害鍼灸マッサージプロジェクト活動報告詳細、最新報告(写真付)はこちら

【3月1日(金):石川県七尾市】

〈場所〉
・七尾市役所(パトリア)  10:30~16:00
・能登中部保健福祉センター 14:00~16:00

〈参加者〉
薮本先生(七尾市)
植木先生(東京都)
水野先生(岡山県)
岡山先生(広島県)
小原先生(東京都・医師)
坂井先生(大阪府・調整員)
三輪先生(東京都)

〈受療者〉
パトリア:23名
能登中部保健福祉センター:8名

〈詳細〉
本日から始まった保健所の支援。

この災害下で地域住民の健康を守る保健師さんたちの疲労も相当なものでした。

ようやく受療して頂ける余裕がでてきたところで、午後の2時間だけの支援。用意した予約枠はすぐに埋まってしまい、後から訪れた希望者は次回の予約をとられる方も。

保健所のトイレもようやく先週から水洗が復活したとのことでした。

災プロは避難所被災者と並行して、このような自らが被災者でありながら地域のために寝ずに働く地元支援者への支援を、2011年からずっと続けています。

パトリアでは23名の受療。

小原医師と本日が初参加の坂井先生2名による、血圧測定や簡単な問診といった丁寧で安心できる受付の後、3名の施術者へ振り分けられます。

参加者からは以下のような声が。

「受療された方からは『とてもありがたい、何がなんでも受けたい』など大変喜ばれていらっしゃいました。」

「受付まで施術中の和やかな声が聞こえてきましたし、みなさん笑顔で帰られるので、施術がしっかり支援として届いていることを実感しました。」

「再受診の方が多かったのも印象的。それは過去にボランティアに参加された先生方のご尽力のお陰で繋がれたものだと感じました。」

「保健所では若い女性の方(20~30代前半)で、鍼灸マッサージを受けるのが初めての方が大半だったのも印象的でした」

「受療されたある方が『ようやっと自分の身体に目を向けられるようになった、自分の感情に気づけるようになった、気持ちをうまく表現できるようになった、自分が何をしているのか客観的に見えるようになった、頭が回るようになった』と仰っていて、少しずつ余裕が出てきているご様子」

「受療者の方と一緒に笑える時間があり嬉しかったです。初めての活動参加に緊張していた私ですが、逆にホッとさせていただきました。」

そして、初参加の方々を含むメンバーがわずか一日で良いチームとして動けるようになることへの喜びの声も。

「活動は1日だけでしたが、みなさんとチームになれてよかったです。またお会いできたら嬉しいです!!」

「今日、チームの一員として活動できたこと、心より感謝申し上げます」

「申し込みから帰宅まで、とても安心して参加できました」

災プロは、参加される方々のことも大切に思っています。

写真の添付があり表示されている場合はクリック(タップ)すると、より大きく表示することができます。

団体名 災害鍼灸マッサージプロジェクト
団体所在地 東京都 調布市
団体Webサイト https://sinkyu-sos.jimdofree.com/

コミュニケーション: 現在、この記事へのコメントはありません。
記事のコメントを閲覧するにはログインする必要があります。また、「連絡・管理運用者権限」を有するログインユーザーの場合のみ、コメントが可能です。