【3月4日(月)石川県七尾市:災害鍼灸マッサージプロジェクト】
投稿者: 災害鍼灸マッサージプロジェクト
掲載日:2024年03月12日
令和6年能登半島地震 石川県七尾市の被災状況・活動報告
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【3月4日(月):石川県七尾市】
〈場所〉
七尾市役所(パトリア) 10:30〜16:00
和倉小学校避難所 13:30〜15:30
〈参加者〉
本山先生(東京都)
水野先生(岡山県)
村上先生(大阪府)
福本先生(長野県)
江口先生(東京都)
梅田先生(東京都)
髙田先生(東京都)
〈受療者〉
パトリア 22名
和倉小学校 6名
〈詳細〉
桃花、春風に笑む。
元旦に震災に見舞われてから二ヶ月が経ちました。
建物の爪痕はまだまだ色濃く見受けられる中、生活する市民や職員さんたちのご様子から、真っ暗だった疲労の色の向こう側に、かすかに春の兆しを感じられるようにもなりました。
パトリアにて、市職員の方々へのケア。
職員さんの業務が移管される準備や母子検診の再開などによって、施術する場所が日々変更される中、職員さんの手を出来るだけ煩わせずに、受療を楽しみにして来てくださる方々を、最適なコンディションでお迎えできるよう努めます。
自律神経失調の症状や婦人科系の不調が散見されるので、ヒーリング音楽を流してリラックス効果も高めました。
今日お誕生日を迎えられた方がいらっしゃり、笑顔でいいプレゼントをいただきましたというお言葉を頂戴したり、お仕事を頑張る姿に、こちらが元気やパワーをもらえるほどです。
和倉小学校体育館の避難所の方々へのケア。
前回入ったときよりも居住テントが減っていて仮設住宅等への移住が進んでいる様子。生活されている方々も体育館中央の憩いのスペースで談笑し合っており、施術用のテントを設営しはじめる最中から受療希望のお声がけを次々にもらいました。
避難所に残っているのはご高齢の方が多く、長引く避難生活で活動量の減少による心肺機能の低下や廃用症候群が懸念されます。そういった所見を避難所職員や医療チームに吸い上げることも、現場活動の重要な役割のひとつです。
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