投稿者: 災害鍼灸マッサージプロジェクト

掲載日:2024年04月03日

記事分類 石川県志賀町 七尾市の被災地状況報告
災害の名称 令和6年能登半島地震

災害鍼灸マッサージプロジェクト活動報告詳細、最新報告(写真付)はこちら

【4月1日(月):石川県志賀町/ 七尾市】



〈場所〉
志賀町 富来支所

〈参加者〉
横山先生(東京都)
本山先生(東京都)
横田さん(千葉県)
前之園先生(千葉県)

〈受療者〉
12名(初診6名、再診6名)

〈詳細〉
新年度の初日、庁舎では真新しいスーツを着た青年が各部署をご挨拶に回ってる姿をお見かけしました。

歓迎会もできないかもしれませんが、若い力が復興に加わること、頼もしく、また微笑ましく思いました。頑張れ、若人!

本日の活動は、富来地域全体における言わば巨大な避難所を運営しているような、多岐にわたるお仕事をご担当されている富来支所の皆様への支援。

お休みは取れているかの問いかけに

「3月は週に1回は休めているから、ずいぶんいい方かな」

と皆様笑顔で仰っていました。

しかし、その1日の使い方はご自宅の片付け、地域の農道の修復作業などなど、

心身ともに休める時間があるかと言えば、そうではありません。

女性職員のお一人は「前回とても楽になったので、無理やり時間を作ってどうにか来れました」と、走って受療してくださいました。

我々の活動が少しでも公人から私人へ戻れるよう、ご自分の時間がとれるよう、施術に加えてただただ時間と空間を提供できるよう寄り添っていければと思います。総合市民体育館では、再診の方に加えて初診の方の受療も毎回あり、少しずつ広がっています。

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〈場所〉
七尾市総合市民体育館

〈参加者〉
青木さん(七尾市)
赤坂先生(七尾市)
奥先生(七尾市)

〈受療者〉
7名

〈詳細〉
総合市民体育館では、再診の方に加えて初診の方の受療も毎回あり、少しずつ広がっています。
施術用のパーテーションの組み立て準備にも慣れてきて、スピードアップしています。

避難されている方の健康に少しでも寄与できればと、終了間際にいらした方へも、せっかくいらしてくださったのだからと施術者の先生は断らずに対応されていました。

今回は睡眠がうまくとれない方が多く見受けられました。寝つきが悪かったり、朝早くに目が覚めてしまったりと症状も様々ですが、その理由もいろいろ。音がダメだったり、光がダメだったり、自分がうるさい原因かも…と気を遣ってなかなか眠れない方もいました。

ダンボールハウスによりある程度のプライバシーは確保されているものの、やはり感じ方はお一人お一人異なり、避難所における生活の大変さをあらためて間近に感じました。

災プロの活動、全国から訪れる先生方は無給のボランティアですが、地元の方々へは、皆様からのご支援として災プロへ集まった募金が、そのままお仕事に対する謝礼として届いています。

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団体名 災害鍼灸マッサージプロジェクト
団体所在地 東京都 調布市
団体Webサイト https://sinkyu-sos.jimdofree.com/

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