投稿者: DSAM

掲載日:2024年04月05日

記事分類 石川県金沢の被災地状況報告
災害の名称 令和6年能登半島地震

☆活動場所:石川県金沢市 いしかわ総合スポーツセンター
☆活動時間:9:00〜
☆参加者:DSAM 松浦浩市・古田高征
 川本靖之(岐阜県)・吉田高行(岡山県)・梶 康文(京都府)・田中博樹(神奈川県)
☆受療者:38名
☆活動内容:鍼灸マッサージによる施術活動

<前日>3月30日(土)
DSAMメンバー(樽井、今泉、古田)ボランティア参加者により設営準備
石川県の担当課長に挨拶して机・椅子をお借りする。

<当日>3月31日(日)9時 スポーツセンター集合
    
31日 朝8時過ぎにスポーツセンターにて石川県受付担当スタッフに挨拶、泉担当責任者が8時過ぎ鍼灸施術ブースにお越しになられ「今日は、されるんですか?」とおっしゃられたので「させていただきますのでよろしくお願いします」と対応、保健師チームに挨拶、代表者と話して鍼灸マッサージの話をして理解していただく、午前は富山保健師チーム、正午からは石川県保健師チームが担当するとのご報告を頂いた。
泉担当責任者より「皆さん、日曜日を楽しみにしています。何かあったら言ってください」とおっしゃられた。

9時すき吉田、古田、川本、松浦の4名でミーティング、そのころから利用者さんが受付に集まってこられ「今日もお願いしたいので何時からですか」とおっしゃられ9時40分受付を開始し、50分から施術を開始した。
10時00分には2名(梶先生、田中先生到着)、打ち合わせ後に施術を開始した。
その後14時30分くらいまで途切れることなく利用者様が来られていましたが待ち時間なくスムースに施術をさせていただきました。
この度はほとんどの方が再診で27名、新患は9名程度の方がブースに来られました。ただ、1名は「待つのならいいは」と帰られました。また気持ちよかったということで一日に2回いらした方も幾人かおられ、延べ40名弱の方にご利用いただきました。
この度はほとんどが避難者支援で支援者の方は少なく、看護職など4名の方が来られました。避難所へのアナウンスは1度だけしました。
終了後、保健師チームと泉担当員に集計結果と報告し、泉担当者と古田、常盤会長、松浦の4名で今後の活動について話し、(DSAM)の活動としては本日をもって終了します。との報告に対して泉担当者より「この活動は避難所の皆さんがとても楽しみに、日曜日が来るのを心待ちにしておられた。今後も出来れば続けてほしいがいろんな事情があるので仕方がないです」とおっしゃられ、常盤会長より「今後は石川県師会で話合い、できることならば続けて行いたい。県の担当者と話してまたお答えを出したい」という形にして報告を終了しました。

・今回も、リピーターが多く日曜日の施術を楽しみにされていたとお話しいただきました。
また、看護職などの方は、担当あけに来られているようですが、「今日この様なブースがあったのに気が付いた。担当業務があって来られんわ。」と言われていました。入れ替わると思われる支援職種には、繰り返しの告知が理解を高められると思われました。
・主訴は、身体の疲れと肩こりが多く、施術をすると軽くなるとおっしゃられました。
 以前に比べ高血圧の方が少ないように思いました。
会場内での鍼灸マッサージブースの認知度が避難者・支援者共に高くなっていると思いました。

【この度の感想】
日曜日が来るのを楽しみにしてくださり、鍼灸マッサージをライフスタイルの一部としてお考えいただいていることを実感しました。
避難所生活で段ボールベッドによる窮屈さから背中、肩周り、首周り、腰周りの鬱血、筋のこわばりが多く、関節可動域の減少が目立った症例が多く見受けられました。
中には鍼では症状は改善しなかったがマッサージで身体がよく動くようになって嬉しかったので是非マッサージをして欲しい。「鍼ばっかりでいっこもマッサージをしてくれん、マッサージがして欲しい」というお声もあり、関節可動域訓練やストレッチを加えても効果的ではないかと思いました。
「施術をするとその日はよく眠れる。それが楽しみで毎週来させてもらってまいす」とおっしゃられる方、「施術をすると食慾、便通がよくなる」「身体がホカホカして、気持ちいい」とおっしゃられる方もおいででした。

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団体名 DSAM
団体所在地 北海道 旭川市
団体Webサイト

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