【4月9日(火)石川県志賀町/七尾市:災害鍼灸マッサージプロジェクト】
投稿者: 災害鍼灸マッサージプロジェクト
掲載日:2024年04月12日
令和6年能登半島地震 石川県志賀町 七尾市の被災状況・活動報告
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【4月9日(火):石川県志賀町/七尾市】
〈場所〉
志賀町役場 本庁舎
〈参加者〉
星野先生(東京都)
天野先生(東京都)
髙田先生(東京都)
〈受療者〉
13名(初診8名)
〈詳細〉
能登の桜は点々と溢れんばかりに満開です。
窓の外では、花の雨がヒビだらけのコンクリートに打ちつけています。
役場のすみっこの和室にて、ベテラン先生の施術空間には春風駘蕩の趣きが漂います。
全国各地の自治体から中長期の派遣として四月から配属された職員さんの新しい顔ぶれもあり、復興のフェーズも新たな局面を迎えたばかりなのだと感じます。
町民のために働くみなさま、
心より「お疲れさまでございます」
束の間の癒しを、ごゆるりと。
花に逢えば、花を打す。
あるがままを受けとめ、しっかりと向き合う。
参加者それぞれが思いを持ち合わせて集い、支援する。「ただ被災地のために」
このモットーはシンプルに見えて実践することが難しいことがあります。有事の現場では、行政や支援団体が全体を把握統率し、情報収集して評価し環境を最適化することが求められます。一方で被災者一人一人の状況や困りごとは多様です。また、支援する側が考える“ために”と、支援される側が思う“ために”にもズレが生じてしまうことがあります。「ただ被災地のために」の捉え方や実際に選択する行動が、立場や視座によって異なります。
災プロのメンバーとして、
鍼灸マッサージ師として、
身心を癒やすイチ人間として、
しっかりと向き合う。
ただ目の前に咲く花を愛でる。
鍼灸マッサージの施術を通した人と人の交流の中で、
花に逢えば、鍼を打す。
相手の気持ちを慮る。
他人の立場を推し量る。
被災地の虚実を見定め寄り添う。
参加者それぞれの胸の内に開花する
「ただ被災者地のために」を、
今この瞬間、そして次へと生かして参ります。
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〈場所〉
田鶴浜コミュニティセンター
〈参加者〉
青木さん(七尾市)
赤坂先生(七尾市)
奥先生(七尾市)
〈受療者〉
8名
〈詳細〉
田鶴浜コミュニティセンターでの初回活動。
体育館と違って重いパーテーションを運ぶ必要がないため、到着後すぐにセッティング。
早めに始められました。
私たちの到着を受けて、避難所を運営する職員さんが、放送ではなくその場その場で直接避難者の方へ声をかけてくださっている様子。
初めての場所であるだけに「来てくれるかなー?」と少し心配しましたが、次々にいらしてくださいました。
施術を受けた後に「本当に気持ちよかった、ぐっすり眠れそう」と話してくださる方や、身体が楽になったことに感動されている方も。
こうして喜んでくださること、少しでも体調良く避難生活を送って頂けることに、自分たちもまた次回が楽しみになりました。
災プロの活動、全国から訪れる先生方は無給のボランティアですが、地元の方々へは、皆様からのご支援として災プロへ集まった募金が、そのままお仕事に対する謝礼として届いています。
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