投稿者: 災害鍼灸マッサージプロジェクト

掲載日:2024年04月15日

記事分類 石川県七尾市の被災地状況報告
災害の名称 令和6年能登半島地震

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【4月14日(日):石川県七尾市】


〈場所〉
七尾市本庁舎

〈参加者〉
水野先生(岡山県)
塩﨑先生(神奈川県)
本山先生(東京都)

〈受療者〉
8名

〈詳細〉
七尾市では上下水道が通り、4月からはみなさん週1の休みは取れるようになり、「まだ大変だけど全貌が見えてホッとしている」と異口同音に仰っていました。

しかし、上下水道課の課長さんは、受療された際「4月から取れるようになった週1回の休みは家の片付けをしているんだけど、全然片付かなくて呆然としている」とのこと。

自宅のことは後回しに、自治体のため市民のために3ヶ月ほぼ休み無く働かれ、めどが付いたら今度はやっと自宅の片付け、それもままならない状況。能登では比較的被害の軽い七尾でさえも。

課長さんの血圧が全然下がらないのは、仕事の事だけでなく自宅の事もあったのだな、被災地で生きていくという事はこういうことなんだな、先が長いな、と改めて感じました。

一方で、子供のクラブのコーチ活動で休めていない方、新年度の移動で新しい部署でのストレスでお辛そうな方も受療され、日常が戻っている印象も。

そのお二人も課長さんも、受療後は「軽くなった!」と帰られます。

この先は、鍼灸マッサージの良さを感じて下さった方々が、地域の治療院に行って頂くようバトンを渡すのが災プロの役割で、その時期を見極めた身を引くタイミングの難しさも、改めて感じました。

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〈場所〉
田鶴浜コミュニティーセンター

〈参加者〉
青木さん(七尾市)
赤坂先生(七尾市)
奥先生(七尾市)

〈受療者〉
7名

〈詳細〉
七尾市では桜が満開で、今が一番の見頃。

こちら田鶴浜コミセンではまだ2回目の活動とは思えないほどみなさんウェルカムで迎えてくださいました。

前回受けた方が「寝つきが良かった」とお話ししてくださいました。

家の修理などが予定通り行かずなかなか思うように事が運ばないと聴かせてくださる方も。

うまくいかないことが多い中で、せめて体の疲れを取り、少しでも心を軽くして過ごされて頂ければと思います。

災プロの活動、全国から訪れる先生方は無給のボランティアですが、地元の方々へは、皆様からのご支援として災プロへ集まった募金が、そのままお仕事に対する謝礼として届いています。

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団体名 災害鍼灸マッサージプロジェクト
団体所在地 東京都 調布市
団体Webサイト https://sinkyu-sos.jimdofree.com/

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