日本災害鍼灸マッサージ連絡協議会(JLCDAM)

令和6年能登半島地震 石川県珠洲市の被災状況・活動報告

☆活動場所： 珠洲市役所
☆活動時間：9:00〜20:00
☆参加者：2名 浅間惣栄(新潟県)、水谷浩樹(三重県)
☆受療者：15名

〈活動内容〉市役所職員、在中支援者への鍼灸マッサージ施術による健康支援

８:３０ 石川県鍼灸師会にある道具が積まれている車に乗り換え集合場所の金沢駅へ。
９:００ 金沢駅に集合し出発。のと里山街道を下り、最終のと里山空港ICまで通れる様になり、交通規制も無くなって居ます。
街道上はトラックに工事車両、一般車両が沢山走っている状態から復旧作業は少しずつでも進んでいるのたと感じました。
１２:００に珠洲市役所到着。市役所総務課の担当者さんは業務で手が離せない状態でしたので、挨拶は後にして施術設営。
日本赤十字が朝から『ほっとルーム』を開設し市役所職員・在中支援者に支援ボランティアを行っていました。３月に珠洲市役所へ来たときは、福井の日本赤十字スタッフが来られて活動していましたが、今回は、長野の日本赤十字スタッフが来られて活動していました。
１３:００ 施術を開始。
市役所総務課の担当者さんから「予約者は６名ですが、鍼灸マッサージに興味を示している人が沢山います」と聞き興味を示して頂いている事は嬉しい事です。
県外から応援来られて居る職員さんが鍼灸マッサージに興味を持って頂き、多数の方が施術を受けに来て頂きました。埼玉県、香川県、岡山県、宮城県の職員さんが４月１日から１年間、珠洲市に応援で来られて居ました。
２０:００ 施術が終了。総務課の担当者さんに今日の受診者数と状況を報告、片付け、搬出、使用ルームのレイアウト復帰を済ませ退出。
２０:３０ 珠洲市役所出発。金沢駅に２３:００に到着して解散。
石川県鍼灸師会へ車を返却して帰宅。

市役所職員、県外からの支援行政職員など１５名が施術に来られました。
共通の症状は、肩こり・腰痛・目の疲れでした。
仕事内容がデスクワーク(データ打ち込みなどの作業)のため肩や背中が張り、長時間座って居る事からの腰痛、パソコン画面を見ている事から目の疲れが。
普段の生活とは違う状況化での業務から、ストレスと噛み締めで頭が張っているのと呼吸の浅さと疲労の蓄積がある印象でした。
珠洲市役所職員は、自分達も被災していて深夜まで業務をこなてして復旧しているが、支援が遅いとの批判に精神的に疲弊している状態でした。