投稿者: 災害鍼灸マッサージプロジェクト

掲載日:2024年04月26日

記事分類 石川県七尾市の被災地状況報告
災害の名称 令和6年能登半島地震

災害鍼灸マッサージプロジェクト活動報告詳細、最新報告(写真付)はこちら

【4月21日(日):石川県七尾市】


〈場所〉
七尾市役所 (本庁舎) 上下水道課

〈参加者〉
小池先生(東京都)
横山先生(東京都)
星野先生(東京都)
前之園先生(千葉県)

〈受療者〉
7名(再診5名初診2名)

〈詳細〉
1月末から始まった七尾市における支援者支援、本日の本庁舎での活動をもって、最終日となりました。

我々の活動は鍼灸マッサージの普及を目的としてはいませんが、その良さを知っている者としては、初回「え、鍼なの?ちょっと怖いな」と言われた方に、「最後は、鍼をお願いします」と仰っていただけるとやはり素直に「うれしいな」と思ってしまいます。

はり、きゅう、マッサージ、ただただ楽になっていただきたいと施したことが、

結果的に普及の一助となっていれば、これ以上ない結果だと思います。

2月には、夜の10時でも煌々と明かりが照っていた市役所庁舎は、今日は昼間でも真っ暗でした。市役所は日曜日はお休み、という一応の日常はお戻りになってきています。

それでも、市の職員の皆様方の戦いはまだまだ続くと思います。

そこに加わる長期派遣の応援職員の方は、これから始まるのだと思います。

1日でも早く平穏な毎日が来るよう、我々も日常の中から願っています。

これをもって、我々がすべきことは一旦の終了となりますが、地元の方々が行っている避難所への支援はもう少し続きます。

最後の最後まで丁寧な活動をして参りたいと思います。

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〈場所〉
田鶴浜コミュニティーセンター

〈参加者〉
青木さん(七尾市)
赤坂先生(七尾市)
奥先生(七尾市)

〈受療者〉
9名


〈詳細〉
今日は七尾市役所職員の方による声かけもあり、初診の方も3名いらしてくださいました。

高校生のお子さんは、親御さんが「息子に受けさせてあげたい」と連れていらっしゃいました。

「問診票を作ったり、体温・血圧測定まで、丁寧にやってくれるんですね〜」とお母さんはありがたそうに話されていました。

担当される奥先生へ受付から案内する際「高校生の男の子です」とお伝えすると、隣にいた赤坂先生が「イケメンだよ!」と。

視覚障がいのある奥先生は「見えないのが残念だわ〜」とジョークで返します。

3人のチームが作り出すそんな和やかな空気は、それだけで受療される方々を癒していきます。

避難所を出られることが決まったご夫婦は、受療後にあらためて「マッサージを受けられてよかったです」と話してくださいました。最後にご挨拶ができてよかったです。

2か月続いた夜の避難所支援もあと4回。いよいよカウントダウンです。

災プロの活動、全国から訪れる先生方は無給のボランティアですが、地元の方々へは、皆様からのご支援として災プロへ集まった募金が、そのままお仕事に対する謝礼として届いています。

写真の添付があり表示されている場合はクリック(タップ)すると、より大きく表示することができます。

団体名 災害鍼灸マッサージプロジェクト
団体所在地 東京都 調布市
団体Webサイト https://sinkyu-sos.jimdofree.com/

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