投稿者: DSAM

掲載日:2024年05月01日

記事分類 石川県珠洲市役所の被災地状況報告
災害の名称 令和6年能登半島地震

☆活動場所:珠洲市役所 
☆活動時間:9時~18時
☆参加者:10名
     DSAM:朝日山一男・榎本恭子
     藤沢市鍼灸・マッサージ師会:太田修二・東江英行・鳥海春樹
     福井県鍼灸マッサージ師会:吉中善弘・鈴木武祐
     石川県鍼灸マッサージ師会:相川葵
     後方支援:2名

☆受療者:44名(男性28名・女性16名)
     10歳未満1名・20歳代8名・30歳代12名・40歳代9名・50歳代7名
60歳代3名・70歳代3名・90歳代1名)
☆喫茶室:49名 
☆出張対応:30名程度(自衛隊の方々のご協力)

〈活動内容〉
・血圧、体温測定による保健活動
・鍼灸マッサージによる施術活動
・喫茶室(歌声喫茶・談話室・ハーモニカ演奏・トランペット演奏)
・健康相談
・スポーツ体験及び運動推進(ボッチャ・モルック・ストレッチ指導)
・聞き取りによるニーズ確認

 9時に集合し担当者に挨拶後、職員2名と参加者10名にて打合せを実施。自己紹介や施術に対する注意事項の確認を行い、準備開始。
 10時から施術室は、ベッド3台設置し、施術を開始。同時に喫茶室も開催。喫茶室には、患者様やスタッフの有志による支援金にて、ウォーターサーバー2台、コーヒーメーカー2台を設置し、ジュースやお菓子、湘南のもぎたて甘夏、子供用にシャボン玉や駄菓子、障がい者施設にて制作販売されているサブレ等を自由に飲食しながら談笑した。
 15時30分より、自衛隊が避難所にてお風呂の提供が行われるところで、甘夏や患者様が作成頂いたエプロンや巾着等を配布するようにご配慮を賜り、プレゼントさせて頂きながらニーズ調査や健康相談も行った。内容は、担当者に伝えさせて頂いた。 
 18時まで両室を実施。外出していた職員も駆け付けで参加したかったが時間が間に合わなかったとのこと。今後の実施時間も午後から開催することも検討する必要がある。
 珠洲市役所の休んでいない職員をゴールデンウイークとして休ませるために、他県からの支援者が入っていた。他県の職員や自衛官からも想像以上に厳しいと話されていた。支援者もホテルの会議室に雑魚寝している状況で疲れが溜まっているが、珠洲市役所の方々を思うと申し訳ないと話されていた。
 喫茶室やスポーツ体験もレスパイト企画として実施した。施術の待ち時間を喫茶室で過ごすことができ、また、ボッチャやモルックで楽しく有意義な時間を過ごすことができたと、たいへん喜んでいただけた。施術後も施術内容についての相談や健康相談もでき、安心が出来ると高評価だった。資金やマンパワーの課題は多いが、施術室、歌声喫茶、スポーツ体験などのサロン活動の重要性を再認識し、沢山の気づきを得ることが出来た。
 疲労感や倦怠感、頭痛を訴える方が多かったが、久々に笑えて気が楽になり、まだまだ頑張れる気になったと話されていた。  一方で、残業時間や生活環境を注意深く観察し限界が来ていないかしっかりと判断、サポートすることが必要だと感じた。
 また、自衛官からの情報をもとに小学生の施術も行った。避難所の子供のニーズ調査も必要だと感じた。
 更に、トイレ等の衛生管理については急務であると考える。

 水のない生活、、、先が見えない生活、、、痛感致しました。
 山桜や藤の花、新緑に自然の香、鶯や蛙の鳴き声、ゆっくりと時間は進んでいる
 倒壊した家屋、陥没した道路、田植えのされない田んぼ、時間が止まっている
 自然とはなにか。時間とはなにか。深く深く考えさせられる活動でした。

 支援者も被災者という事を忘れてはならない。
 支援者を助けることが復興に繋がることを忘れてはならない。
 たくさんの支援により、たくさんの笑顔に出会えました。
 皆様の真心で素敵な活動が出来ました。ありがとうございました。
 ゆっくりではありますが、復興への一助になりますことを心よりお祈り申し上げます

写真の添付があり表示されている場合はクリック(タップ)すると、より大きく表示することができます。

団体名 DSAM
団体所在地 北海道 旭川市
団体Webサイト

コミュニケーション: 現在、この記事へのコメントはありません。
記事のコメントを閲覧するにはログインする必要があります。また、「連絡・管理運用者権限」を有するログインユーザーの場合のみ、コメントが可能です。